本指名率が低かったのでしょうか……？通退勤路にある、廃業したお寿司屋さん。こういった廃業後放置されている店舗を見掛けると在りし日の活気ある様子に思いを馳せ、なんだか切ない気持ちになります。ですがそんな切なさもどこか心地良く、退廃の美学に酔う一時。「ただ、いっさいは過ぎていきます」とは、太宰治『人間失格』において主人公が最後に辿り着いた「真理」らしきもの。無慈悲に平等に流れる時の中で、私はこう思います……お寿司食べたいなと。退廃より真理よりお寿司です。お題「本指名率の上げ方を教えてください」上げ方が分かってればみんなやってますよねー……SNSなどでは「こうすれば本指返ってくるよ！」みたいな発信が、元や現役の売れっ子嬢の方たちからされてたりもしますけれど、詰まるところは「他人の成功体験」。詐欺まがいの怪しい「コンサル」も数多いです。悩んでらっしゃる方が多いからこそ、そういったものが登場するのでしょう。劇的な方策を謳うものに惑わされず地道にコツコツと、キスや密着、恋人感、イチャイチャなどを大切にした日々の接客を積み重ねて頂ければと思います。お礼日記も大事です。ではまた……

このすば3期の放送開始を昨日知りました。こんにちは、スタッフIです。『この素晴らしい世界に祝福を！』略して『このすば』ライトノベル原作のこのアニメが、私はむちゃくちゃ好きなのです。今やアニメ漫画の一大ジャンルである「異世界転生モノ」。その草分け的作品。異世界の牧歌的な風景、ファンタジーのお約束である剣と魔法と異能スキル。そして個性的なキャラクター達から繰り出されるバカバカしいギャグ。とにかく楽しくて、嫌なことの無い世界。『けものフレンズ』以来のどハマりアニメでした。原作も全部読みました。かつてあれほど待ち望み、その情報を得るべくアンテナを張り巡らせていた「アニメ3期」を放映開始後に知ったショック。そんな心の余裕すら失っているのかと驚愕しました。作品中で私が一番好きなのが、主人公が最初に出会う女神様。青い髪の可愛らしい外見とは裏腹に引きこもりから異世界転生した主人公を事あるごとにバカにしたり、お酒を飲んではところ構わず吐き散らしたり、酒代と博打の種銭を主人公にせびったり……と、およそ女神らしからぬ振る舞いばかりなのですが、どんなに行動がおかしくても言葉遣いや所作などには確たる気品が感じられ、それゆえに憎めない。ギリギリの絶妙なキャラクター描写。まんまとやられて夢中になりました。そんな女神様の名前は「アクア」だから何だと言われればそれまでですが、なんかちょっと嬉しいのです。お題「Wワークは可能ですか？」可能です！お昼のお仕事されてるキャストさんたくさんいらっしゃいます。風俗店との掛け持ちにつきましては、道内ソープランド以外でしたら可能です。ではまた……

「誰も信じるな」これは私が初めてススキノの女性店でスタッフとして働いた時に、忘れえぬ上司S田さんから言われた言葉。こんにちは、スタッフIです。画像は無残に焼かれた可哀想な卵。裏方としての夜のお仕事は未経験でしたので、何か「甘さ」のようなものを見抜かれていたのでしょう。「お前は金を扱うんだ。だから誰も信じるな。周りは全て敵だと思え。」S田さんは入社間もない私に、鋭い目と高い声でそう告げました。「殺し屋でも育てる気かな？」と思いましたが、すぐにその言葉が正しいと知りました。店内で窃盗事件が頻発。犯人は人格者と評判だったそのお店の店長と、私の数日後に入社した新人スタッフ。それぞれ別口の犯行でした。そういう人を雇わないで欲しいなと至極真っ当な感想を抱きました。ですがそのS田さんの教えは私の中になんとなく息づいています。人を信じる、ということがテーマの『名も無き野良犬の輪舞』という映画を観て、そんなことを思い出した春の日。この可哀想な卵も目玉焼きになれると信じて、そして裏切られたのです……お題「無口なお客様にはどう対応すればいいですか？」なんで無口なのかにもよりますが、サービスというもののございます風俗店。無理に会話しなくていいと思います。間が持たなければ、じーっと目を覗き込んでニコニコしましょう。意外と、折れて「何？w」って反応して下さったりします。ではまた……

職場と上司を失ったショックからまだ全然立ち直っていないスタッフIです、こんにちは。もう戻れないあの場所を思い出しては毎日地獄。私の時間は3月31日で止まったまま。自分でもここまで思い入れがあったのかと驚いています。上司……とても穏やかな方でした。「怒らない上司」というものがこのススキノに存在していたことに、これまた大変驚いたのです。これまでの上司全員、鼓膜破れるかと思うくらい怒鳴ってきました。初めて手に入れた「怒らない上司」絶対に失うわけにはいかないと思いました。父(アル中)を早くに亡くした私ですので、歳はたいして変わりませんがその上司を父の如く慕っておりました。そんなススキノの父は、なんか数年に一度選出されるという南6条ハッピーの主とかいうのになるべく旅立ってしまいました。またしても父を失った私。アル中の次はスロカスです。父というのはそういうものなのでしょうか？なんにせよ、もう二度と戻らない。今や顔すらも思い出せぬ我が父……いや、よく考えたら吉沢亮にそっくりだった気がする。私の父は吉沢亮です。南6条のハッピーで吉沢亮を見掛けましたら是非元気よく「日和ってないっスよ！」と言って頂けたらと思います。そんなこんなで未だ抜け殻の私。1ヶ月弱お世話になっているAQUA。いいお店です。大好きになりました。でも正直まだ「他店」と認識しています。私にとってはずっとそうだったから。AQUAのいいところや凄いところも既にたくさん見付けたのです。どんどんブログに書こうと思ってます。ですが、その「いいところ」を発見した時の感想はいつも「羨ましいな」やっぱり他店のことです。この意識はいつ変わるでしょう……？　私のお給料はAQUAの経費なのに。お題「新人キャストさんは入店初日にどれくらい稼ぎますか？」これくらい稼ぎたい、と金額を提示して頂ければそのためにすべきことをご提案致します。ではまた……

「触んな！ふざけんなよ！」先日の退勤時、路上で激しく言い争う男女を目撃しました。こんばんは。本日もあなたに捧げるAQUA店長ブログ、スタッフIです。男性は恐らくホスト、女性は彼のお客様なのでしょう。冒頭の言葉を叫んでいたのは女性です。これまで、何度もススキノで見た光景。常としてヒートアップしているのは女性。男性の対応パターンは様々。優しい言葉で根気強く宥める人。同じテンションで怒鳴りつつ、相手の出方をうかがう人。完全に無視を決め込みつつ、その場からは離れず相手のトーンダウンを待つ人。その時の男性は2つ目のパターンのように見えました。私は気が弱く小心者なので、喧嘩や怒鳴り合いを見るのは怖いですし、大きな声には身がすくみます。ですが、そういった感情のぶつかり合いを羨ましく思う気持ちもあったりして。遠巻きに二人を眺めているうちに、かつて見た同種の喧嘩で一番激しかったものを思い出しました。いえ、あれを喧嘩と呼べるのでしょうか……10年以上前のある夜、大通からススキノへと向かっていた時。札幌パルコの、駅前通りに面したあの狭い入口の前を通り過ぎようとした時、バァン！！！という大きな物音に足を止めました。見ると、外側と店舗側2枚のガラス扉の間と間、僅かなスペースに3人の男女。膝から崩れ落ちた、派手な金髪のホストであろう男性。その前に仁王立ちし、こちらに背を向けるミニスカートにロングブーツの女性。2人の傍らで、ただただオロオロする女性。男性は身体を起こし、何故かその場に正座。次の瞬間……バァン！！！！！女性の強烈な、厚底ブーツからの前蹴りが男性の肩口にヒット。勢いよく店舗側のガラス扉に叩きつけられての、その音。表情に苦痛の色を滲ませながらも、男性はまた身体を起こし正座。そしてまた女性の蹴りが炸裂。バァン！！！バァン！！！バァン！！！……蹴られても蹴られても、起き上がりこぼしの如く正座を繰り返す男性。男性が正座をするまで待って、また強烈な蹴りを繰り出す女性。特に止めたりはしない、傍らの女性。全員無言。気が付くと、私の他にも道行くビジネスマンの方々などが足を止めています。あまりの異様な光景に、何が起きているのか俄かに認識出来ずにいましたが少し冷静になってみて思うこと。……どんな悪いことしたんだろ？甘んじて、能動的に受け入れるにはあんまりにもな暴力。服装から、恐らくはホストである男性。そのことによる、女性の「許容範囲の広さ」があるはずなのに。なんかのプレイなのかな？とも思いましたが、皆さんそこまでの境地には至っていなさそうな若さ。好奇心に取り付かれつつその場を離れましたが、十数年経た今でもホストと女性の喧嘩を見るたび思い出す何したんだろ？？？というあの時の疑問。もう永遠に知ることは出来ず、すべては闇の中……お題ブログ投稿者さんの「お仕事に対するこだわり」はなんですか？ないです。言われたことを言われた通り出来る人になりたいです。